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アルバイト採用で応募者から選ばれるコツ ~求人で多くの応募者を得るには~

「求人を出しても なかなか応募がない」と、アルバイト採用で人が集まらず困っている方へ向けた話です。

昨年秋、弊社がエン・ジャパンに正社員の求人を出したところ、2日間に40名の応募があり、1ヶ月の応募者数は170名に達しました。 また別の日にはIndeedでアルバイトの募集をし、2日間で20名の応募がありました。 予定ではそれぞれ1名の採用枠でしたが、170名もの応募者の中には良い人材が多く、結果どちらのポジションも2名ずつ採用をしました。

このように、私たちは求人を出してから難なく採用へと結びついたわけですが、それができない会社は何が違うのだろうと考え、求人を出す上で押さえておきたいポイントを伝えたいと思います。

まず会社の方針がはっきりしていて、軸がぶれていないこと、 そして “お金以外の価値を提供”できることがポイントです。

ほとんどの場合、「差別化は難しいから賃金を上げよう」と考えます。 それももちろん有効ですし、賃金が高いことは労働者側にも良いことなので、応募者を集められる要素とも言えます。

しかしこれには限度もあり、他の企業も賃金を上げているためそこまで差別化にならず、あくまで戦うための最低限のレベルにしかなりません。

そこで、どのような価値を出せるか、採用のボリュームを上げるために大事なポイントを2つお伝えします。

POINT① ステータス

その会社で働くことによりステータスが上がるかどうかで採用のボリュームが変わります。

例えば 学生がアルバイト探しをしているエリアに 松屋、吉野家、スーパー、スターバックスがあるとして、より社会ステータスが高いのはどの職場でしょうか。 それは、スターバックスです。 おしゃれでモダン・エレガントなイメージがあるスターバックスで働くことは、学生にとって社会ステータスが高く、アルバイト希望者が集まりやすいのです。

ただ、全ての会社がスターバックスになれるわけではありませんし、別のブラインドにもそれぞれの価値があります。

中には、自分の周りにどのような人が集まるか、そしてその周りにいる人たちに認められることや、コミュニケーションを求めるというパターンもあります。 その場合は “楽しい” かどうかの環境、心の充実が重要になります。

社会ステータスが低くても、極端な話 例え賃金が低かったり労働時間の部分がブラックであっても、楽しく仕事ができていることが重要です。 これは販売や飲食系の会社が提供できる価値だと思います。

実際に、コロナ禍で様々な実験が行われた中、物流系でアルバイトが不足しているところに「居酒屋のチェーンの人材を回せないか?」という提案があったエピソードです。 アルバイトにヒーリングを行った際、「お金ではなく、楽しく働ける環境がポイントなので興味がない。賃金が高くても魅力的ではない」という回答があったそうです。

また別の話では、居酒屋で働いていた人がドラッグストアでアルバイトを始めたところ、居酒屋より営業時間が短いため退勤時間も早く、油などの汚れやにおいもある汚い作業が多い居酒屋とは異なり 清潔で環境が良く、人間関係や体力的にも負担が少なくなり、ドラッグストアのアルバイトを経験してから居酒屋に戻れなくなったという話もあります。

POINT② 育成のチャンス

次のキャリアに繋げられたり、ステップアップや人生のために糧になるかどうかが大事です。

将来的にネット社会になっている中、オフィスワーカー(一般的なサラリーマン)になりたい学生は IT系の会社でスタートアップできればトレーニングにもなり、社会に出た時に活かせると言えます。

また、リモートワークを希望する人が増えたのもあり、リモートワークのポジションを取り入れると対象者が拡がり、応募者数も増えます。 実店舗で働く必要がありリモートを導入できない場合にも、別の方法があります。

それは特別なトレーニングを取り入れること、そして有名であったり、成功している人がキャリアを始めたというようなストーリーの提供です。

例えばアメリカには、有名な社長がマクドナルドでキャリアを始めたという話も多いです。 そこで『きちんと順番に業務をこなす・タスク分散・チームワーク』を学ぶため、スキルがつきます。 マクドナルドやスターバックスなどの大きなフランチャイズはトレーニングがしっかり確立されているため、キャリアに繋がります。

そして、例えばMVPや月の販売促進活動などの働きや功績に対し賞を与えることもポイントです。 学生がアルバイトから正社員へと就職活動をする際の、ひとつの武器になるようなものをつくり、提供しましょう。

“どのようなステータスを与え、どのような育成をしているか” が大事です。 この2つのポイントを押さえ、ぜひ多くの求人応募者を集めてください。

                         CEO グスタボ・ドリー

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