部下には厳しく?優しく?効果的なマネジメントスタイルとは

あなたの会社はどのようなマネジメントスタイルをとっていますか?

恐らくほとんどのマネージャーの立場にある人が、一度はそのスタイルの選び方に悩んだ経験があるはずです。

私はマネジメントに関する様々な本を読んで勉強していますが、マネジメントスタイルはだいたい大きく2つのパターンに分けられます。

【2つのマネジメントスタイル】

1つ目は厳しいマネジメントスタイル。

昔の軍隊のようなイメージで、基本は強いリーダーが決めたことを社員が実現するというスタイルです。

このスタイルは“考える人”はマネージャーだけ。マネージャー以外の社員が手を動かします。

もう1つは優しいマネジメントスタイル。

社員の意見を聞いて、マネージャーが判断をするこのスタイルはIT企業に多いように感じます。Googleがこのスタイルをとっているのは有名です。

マネージャーはゴールに向かってチーム活動が円滑に進むように、そして、チームの成果を最大化できるように促します。もちろんマネージャー自身も頭を使いますが、同時にチームの頭を借りながら考えて、成果を出すというスタイルです。

【大企業のマネジメントスタイルは】

私はマネージャー歴約6年ですが、最初は優しいマネジメントスタイルしかとっていませんでした。Googleがこれでうまくいっているのだから…という考えがあったのです。

しかし自分で会社を起こした時に楽天の社員と出会い、楽天は一部厳しく、トップが言ったことに従うというスタイルをとっていることを知りました。

楽天は大きな成功を収めている企業なので、果たしてどちらが良いのかと悩みました。

他社のマネジメントスタイルを見てみると、アメリカのAmazonは厳しいマネジメントスタイル。Appleは割と厳しめですが、場合によってはGoogleに近い優しい面も。

またディズニーとピクサーのマネジメントに関する書籍を読んだ際に、ピクサーは優しいスタイル、ディズニーは厳しいスタイルということも知りました。

ディズニーは最初から厳しいスタイルではありませんでしたが、厳しいスタイルの時に効果がでていたのでどちらが良いのかと更に迷いました。

【それぞれのメリット・デメリット】

厳しいスタイルを続けることのデメリットとしては社員がバーンアウトしてしまうことです。

優しいスタイルであればバーンアウトせず、モチベーションも高い。

しかし判断する人がいないと、だらだらして決まらないという良くないパターンに陥ることも多いです。

【私が辿り着いたマネジメントスタイル】

どちらにせよメリット・デメリットがありますが、私が辿り着いた答えはシチュエーションによって使い分けるべきだということです。

例えば会社にお金の余裕があってたくさんチャレンジできる時期であれば、優しいスタイルを。

なぜなら失敗があっても会社がすぐに潰れることはないからです。また自分のアイディアを出せる環境は、社員の喜びややりがいにも繋がります。

更にマネージャーとしてのストレス度合いも低くなります。もちろん責任はありますが、チームと一緒に頑張っているという意識は、少なからずマネージャーの心理的負担を軽減してくれるはずです。

逆に会社にお金が無い・余裕が無いときは厳しいスタイルにした方が良いでしょう。

マネージャーには経験値があります。もちろん失敗する可能性もありますが、経験値を活かしマネージャーが考え、社員の手を動かすという方法が良い結果に繋がることが多いです。

実は弊社にもそういった余裕のない時期がありました。私はその時、マネジメントスタイルを一時的に厳しいスタイルに変えたのです。その結果、会社は生き延びることができました。

【書籍『新1分間マネージャー』から学んだこと】

先日読んだ書籍「新1分間マネージャー~部下を成長させる3つの秘訣~」に面白い例え話があったので共有します。

実話かどうかはわかりませんが、中国のストーリーを例に挙げ、マネジメントのポイントを伝えています。

そのストーリーには王様と大臣が出てきます。

当初、王様は民衆から愛されたかったので優しいことしか言わないというスタイルをとっていました。逆に王様の右腕である大臣には厳しいことしか言わないというスタイルをとらせ、役割分担をしたのです。

すると王様の指示を受けた民衆は、その指示に従ったり従わなかったり…という状態に。対して大臣の指示には皆、全て従っていたのです。

そこで王様はポジションを逆にしようと提案します。つまり王様が厳しいスタイル、大臣が優しいスタイルに役割を変えました。

結果どうなったかというと、急に厳しくなった王様に反発した民衆が、王様を殺してしまったのです。

その後新しい王様を決める際、民衆から『昔は厳しかったけど、最近優しくなった大臣を王様にしよう!』という声が出て、大臣が王様になりました。

【2つのスタイルを使い分ける、そして重要なのはその順番】

このストーリーのポイントは最初から優しくしていて、その後厳しくすると問題が起こる。逆に最初は厳しく、その後優しくすると必要な時に頼ってもらえるということです。

つまりどちらも出来る人が尊敬され、更に順番に関して言うと先に厳しいスタイル、その後優しいスタイルをとる方法が効果的であることがわかります。

マネジメントスタイルに悩んでいる方は、是非このポイントを押さえて実践してみて下さい。

CEO  グスタボ・ドリー

閲覧数:0回0件のコメント