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執筆者の写真Gustavo Dore

最近はやりのDX、具体的にはどんなこと?―実際の事例を見てみよう!

最近DXって聞きますが、なんのことか知っていますか?

DXとは、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略語で、ITなどのデジタル技術の浸透によって人々の生活やビジネスが変容していくことをいいます。

経済産業省は、DXを「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義しています。

IT化とDXの違い

IT化もDXもIT技術やデジタル技術を用いていることは同じです。

一方、IT化が業務の効率化やコスト削減を目的としているのに対し、DXがビジネスモデルや企業文化・風土を変革することを目的としているという点で、違いがあります。

具体的にどんなのがあるのか?

実際にDXを推進して成功した事例を説明します。

ZOZOTOWN

アパレルの通販というのは昔からありましたが、問題点は、試着ができないことでした。「届いたら思ってたより大きかった」といった失敗からオンラインショッピングを避けている人も少なくありません。

そこで、ZOZOTOWNは全アパレルブランドをまたいで統一した独自のサイズ基準を作るという画期的な方法にでました。これにより、消費者は「同じSサイズ表記でもブランドによって大きさが違う」といった心配がなくなりました。

また、ZOZOTOWNは独自の物流倉庫を保有し、そこで各ブランドの商品を一元管理しており、保管・撮影・梱包・発送まで全てをZOZOTOWNが行っているため、各商品の紹介に統一感が出るし、発送も早く行うことができます。結果、大幅に売り上げを伸ばしました。

ZOZOTOWNは、このようにしてアパレル業界の通販市場を拡大させ、店舗ではなくインターネットで服を買うように、消費者の行動を変容させました。まさにデジタルを使って変革を起こしたといえます。

スタディサプリ

スタディサプリは、学習をオンライン上で行うという教育のDX化を起こしたことで有名です。

授業をオンライン上で見られるサービスを行なっていますが、好きな時に、好きな場所で授業を受けることができ、わからなかったら部分は戻って見直すこともできるという利点があります。講義の離脱率や評価を分析し、改善することで授業の質も保っています。

このように、スタディサプリはデジタル技術を使って、「塾に行って決まった時間に授業を受ける」という形から、「スマホで好きな時間に授業を受ける」というように消費者の行動を変化させ、オンライン学習を普及させました。

マクドナルド

マクドナルドのモバイルオーダーについても話題になりましたよね。アプリを使って商品を注文して支払い、店舗では商品の受け取りのみを行えるサービスです。忙しい現代人、特に待つことが嫌いな人にとっては非常に便利なサービスです。

このサービスにより、「並ぶ・注文する・支払う・商品を待つ」という一連の流れを、移動中など店舗に着く前に行うよう、消費者の行動を変容させたといえます。

まとめ

このように、デジタル技術を駆使して消費者の行動、ひいては社会を変えていくことがDXであるといえます。

では、DXを行うためにはどのようにすればいいのでしょうか?DXのための企業文化については、こちらに詳しく書いてあるのでぜひご覧ください。

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