なぜ、シフト管理システムはうまくいかないことが多いのでしょうか。
現在、日本のマーケットには、シフト管理システムが山ほどあります。
キャストバイトやその他にも多くのフリー管理版が導入され、ほとんどの企業のERPやHRテックの中にシフト管理システムが入っています。
それは、シフト管理は店長の大きな課題であり、売上の次くらいに重視されているためです。
シフト管理によって、顧客の満足度や顧客のサポートにどれほど対応できるかわかります。
しかり従業員を確保し、十分な態勢できちんと準備をした上で サービスができるかどうかという課題です。
ここで問題なのが、ほとんどの場合、平日に勤務して休日に休む人が多く、休日のシフトが薄くなってしまいます。
特に遊びに出かけたり休みたい週末の夜の時間帯は人員不足になりやすいです。
ファミレスでも土日専門のアルバイト募集を歓迎している店舗も多くあります。
例えば私が住んでいる鎌倉では、初詣のときのコンビニエンスストアやその他のお店も人員不足に悩まされます。
鎌倉には初詣に多くの人が訪れるためお客さんはたくさん来ますが、特に年末年始は帰省したり休みたいと思う従業員も多く、シフト管理システムを使用しても アルバイト従業員に休日の忙しい時間帯にシフトを入れてもらうことはなかなか大変です。
さらにシフト管理をデジタル化したことで、従業員からすれば断りやすいという心理が働き、シフト管理がうまくいかないことが多いと言えます。
スマホひとつで自分が入りたいところだけに手軽にシフトを入れることが可能だからです。
結果的に店長が一人一人に電話やLINE、直接コンタクトを取り、コミュニケーションの上でシフトを埋める必要が生じます。
これを続けていくと店長にとって負担になってくるので、フォローする分を考えるとアナログで直接個人に対して交渉・提案して作成していた方がスムーズにシフトを組めていた、ということが起こります。
この心理的な部分は、現時点ではデジタルで解決できていないというところが面白いポイントです。
デジタル化して楽になる部分こそありますが、良くなるばかりではありません。
しかし将来的には、シフト管理の心理的な部分もAIが解決に動くようになるかもしれません。
例えば、これは私の知人の会社の話ですが、現在は面接の際にAIが声から感情を察知するまでになっています。
喋っている人物の声から、「元気・寂しい・興味なさそう」などの状態を判断できるようになり、人が空気を読まなくてもAIがフォローしてくれる仕組みができています。
このようなシステムはこれからのデジタルシフト管理にも期待したいです。
もし何かアイディアがあればアドバイスをいただけると嬉しいです!
そして、デジタル化されたシフト管理を活用していてうまくいっているという成功事例があれば、ぜひ教えてください。
私がまだあまり成功事例を聞けていないので、色々な意見を知りたいです。
CEO グスタボ・ドリー
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