マネージャーや店長になったばかりの人に多い悩みとして、「いかに従業員のモチベーションをUPして、皆が元気に働けるようにできるか」ということが挙げられます。
皆に元気に気持ちよく働いてほしいはずが、時間が経つにつれ不機嫌やモチベーションが下がった状態になり、気付いたらあまり良くない雰囲気になっていることはありませんか?
そこで初めて状況に気付き、「何がいけなかったのか、どこで行動を間違えてしまったのか」と考える人も多いでしょう。
では、どのように良い仕事環境が作れるのか、本題に入ります。
これはGoogleのリサーチから最初に聞いた話です。
全社内でパフォーマンスが高いチームの調査をし、そこで見つけた共通点があったそうです。
『心理的安全性』
つまり、“なんでも話せる環境” を作ると、社員が元気で働けるということです。
例えば、何か問題が発生し部下が上司であるあなたに相談を持ちかけた時、「もっと詳しく話を聴かせてください。順番に解決していきましょう」と応えることができていますか?
大体は人間関係の悩みや問題が多いです。
もし、部下からのヘルプに対し「忙しいから後で」「この問題は私にはわからないから自分で解決して」と、ないがしろにしているとしたらどうでしょうか。
サポーティブな態度を取らないと部下は次第にフラストレーションが溜まっていき、相談できる相手も解決する術もなく不満ばかりが募り、仕事場が嫌になってしまうことでしょう。
そして、上司に対してのフィードバックも同様です。
例えば上司であるあなたに対し「言い方がきつい」などの意見が言えるかどうかです。
間違ったことに対して部下が何も言えない環境ですと、フラストレーションが溜まっていきます。
安心して相談しやすく、発言しやすい環境をつくることが大事です。
しかし、そうは言っても簡単なことではありません。
そこで具体的に日々の行動の中で上司であるあなたが取り組むこととして、1つのヒントは従業員や部下にフィードバックをお願いすることです。
「私は上司として何をサポートできますか?もっと良くするために何ができますか?」
「あなたが上司の立場だとしたらどのように行動しますか?」など質問してみてください。
ここでポイントをお伝えします。
POINT① アクティブリスニング
きちんと聴く姿勢をもつことが大事です。
改善やサポートについて意見を求める質問をした後は、相手の話を全身全霊で聴きましょう。
しっかり向き合い、目を見て、メモを取ったりしても良いです。“あなたの話に注目している“ ということを、態度で示してください。
POINT② インタラプトをしない
途中で話を遮らず、最後まできちんと聴くことが大事です。
そして意見に対して最初に言い訳や否定をしないように心がけましょう。
まずは頷いて、話や相手の意見・気持ちを受け止めてください。
真摯に受け止め応対することで、別の問題が発生した時も信頼して相談に来るような関係性が作れます。
部下の問題として対応するのではなく、上司としての自分の弱い部分やうまくできていないところを共有することから信頼関係を築きましょう。
発言できる環境を作ると従業員のフラストレーションも溜まりにくくなり、問題が生じてもすぐに話せる関係が作れていれば 早く解決に動くこともできます。
環境が良くなると、人も元気にモチベーションをもって働くことができるのです。
CEO グスタボ・ドリー
Comments