前向きに会社を辞める!退職する時の理想の形とは

最近、弊社を退職した社員がいて、複雑な心境になり色々と考えることがありました。

私は会社を辞めること自体は悪いこととは思いません。

会社に対して、合わないという気持ちになっているのなら辞めてもいいでしょう。

さらに言うと、パフォーマンスが十分に発揮できない状態では期待できる成果は生まれず、社内・チームの迷惑になりモチベーションにも影響するため、早く決断してもらう方が会社としても助かります。

実は、日本は世界の中で最も仕事がある国です。

と言うのも、コロナ禍で失業率の数字は上がっていますが、日本の失業率は人口に対して常に平均3%未満です。昨年はフランスが8%ほど、私の母国であるブラジルはコロナ禍で最高20%にまで上がりました。

好きな仕事や働きたい会社に就けるかどうかはまた別の話ですが、日本は働く場所の不足はしていないということがわかります。

そういう意味では新たな職場探しに自由があり、そこまで将来を心配することなく退職をしやすい環境と言えます。

しかし、小さな会社だとなかなか難しいので会社の規模にもよりますが、「勤めている会社は好きで仕事も好き。ただ、上司であるマネージャーと合わない!」という場合には、辞める前に社内異動を希望することも選択肢として考えてみてください。

会社としては採用コストが発生するので、退職より異動を積極的に検討してくれることがほとんどです。

別の会社に転職したからといって一概に力を発揮できるわけではありません。

会社や仕事に不満がないのであれば、マネージャーとの相性によっては他のチームや部署でうまく関係性を築け、あなたの能力が発揮できる可能性が大いにあります。

私自身ソニーからリクルートへ転職した当時、最初の1年は思うように評価されず「ソニーでエースだったのにどうしてここでは認めてもらえないのだろう」とプライドがとても傷つきました。

その後きちんと勉強をし、入社2年目にはリクルートに馴染むことができましたが、会社のやり方や環境が違うので、そのままのやり方で行ってうまくいかないのは当然でした。

状況によってはその会社を離れる前に、まずは社内異動という方法も考えてみてください。

そして会社の辞め方ですが、突然辞めてしまうのではなくきちんと引き継ぎをし、自分の後継者を育て、ある程度仕事を任せられる状態まで段取りを組む方法があります。

基本的にはこの方法が好まれ、求められることが多いでしょう。

また、会社に甘え、辞めるまでになんとなく過ごし引き継ぎをしないまま時期が3,4ヶ月先に延びてしまうことは避けたいです。

長くても3ヶ月ですが、できれば退職の1ヶ月前にはしっかりと意思を伝えて引き継ぎを行うのが理想です。

ちなみに、私は社員から突然の宣言で退職の意向があった場合も快く承諾します。

しかし、共に仕事をしている会社のメンバーとの関係性を大事にしているかどうかがポイントです。

チームメンバーや一緒に仕事をしているメンバーは、期待をして仕事を作ったり進め方を考えているため、進行中のタスクや担当している業務にも影響を与えます。

信頼を無くし、関係性を断っても問題なければ構わないでしょう。

私も過去に働いていた会社でこれ以上1分も一緒に働きたくないという人がいて、その相手と仕事をしないことを条件に社内異動をした経験があります。

やはり元々一緒に働いていたメンバーとの関係は戻りませんでしたが、自分の人生において大事にする人とそうではない人を分けていいと思うので、割り切りました。

1つ大事なのは、辞める時は “大人同士の会話” をするということです。

退職代行を利用してもいいのですが、目を見て本人が直接話すことで相手にも気持ちや背景を伝えることができます。

恋人同士の別れと同じで、代理で誰かが間に入るより直接的に話し合った方が自分の気持ちと相手の気持ちを大事にしていることがわかります。

中には直接話せないという事情もありますが、事務的に済ますのではなく自分の言葉で伝えられるといいでしょう。

そして、最後にもう一度だけ会社にチャンスを与えるかどうか悩むところでもあります。

これは私の体験談ですが、リクルートを辞めようと直属の上司から了解を得た後、その上の役員ポジションの上司に呼ばれて話しをした時のことです。

退職理由を訊かれ、起業したい思いもありましたがその時はまだ漠然としていて、正直に直属の上司が嫌だと伝えました。すると、その辞め方は良くないと教えられたのです。

「やりたいことがあって前向きな気持ちで辞めるなら見送るが、嫌な気持ちだけで辞めるのであれば誰のためにもならない。そこには何も価値が生まれない」と、一旦社内異動の提案がありました。

その言葉は論理的で感銘を受けましたが、色々な経験をして自分の会社を持った今ではその意味をもっと理解できるようになったと感じます。

実際、ただ嫌で辞めていった人たちはその後ほとんどキャリアアップも望めず、一方、夢や新たな決断を持って辞めた人たちはキャリアパスはもちろん、人間性や人脈など 人生が豊かになっているのです。

例え嫌という思いからの退職であっても、何か他に目標や目的をもって辞める理由を見つけてみましょう

その場合は私も心から応援したいと思いますし、喜んで送り出します。

これにより会社を辞めるにしても人間関係を保つことができます。

                         CEO グスタボ・ドリー

閲覧数:1回0件のコメント