今回紹介する本は、「社長は労働法をこう使え!」です。著者である向井さんは弁護士。 問題が起きた時の対処法を教えてくれます。
最近の労働法について、ケースバイケースで対応を教えてくれます。「退職を自由にできる方法」からよくある「パワハラ」、「セクハラ」。揉めやすい事例として「ブラック企業」「外国人社長」まで入っています。
僕はスタートアップ社長として個人的に「セクハラ」「期間雇用」「残業」の事例が一番役にたちましたが、外国人として日本の「定年退職」についてはとても勉強になりました。定年退職って実際は年齢に対しての差別ですと読んだ時に「その通り」と思いました。日本人はなぜ気づかないの?そもそもアメリカでは履歴書に年齢を書くのは禁止されています。 60歳だから仕事できないわけではないので、おかしい。向井先生が同じ意見で嬉しかった!
また、(問題が起きたら、どうする)の章は社長として知っておくべ内容が詰まってました。向井先生のポッドキャストで話していたのはスタートアップは夢があるのでトラブルが起こりにくい。それだとしても、成長と一緒にトラブルが起こり得るでしょう。特にビジネスに余裕がないとき。こんな優しい方法で教えてくれる。
法律についての本は難しくて読むの大嫌い!と思っている私でも読みやすい本でした。 まるで向井先生と話しているかのように。社長ではなくても、自分の会社がちゃんとできているかどうかを確認のためにも読んでみてくださいね。
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mukai
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