誰しも、働く中で「なぜ仕事をしているのか?」と 虚無感に包まれることがあります。
事務的に印鑑を押しているだけ、機械的にパソコンに向かって作業をしているばかり、坦々とチケットにスタンプしているだけのような気がする…など、ふと自分が仕事をしている意味がわからなくなるのです。
今の世の中、自動販売機もあり、コンピューターに切り替われば自分が仕事をしている意味があるのだろうか という気持ちになる人が多くいます。
そのような時は、改めて仕事の意味を探しましょう!
これはジョブ・クラフティングというテクニックです。
ジョブ・クラフティングは様々な細かい分野に分けられますが、仕事をする上で必要ないくつものタスク分析がある中、 “思考” にスポットを当ててお伝えします。
例えば、ライブイベントの手売りチケット販売スタッフの場合、販売ブースでお金をもらってチケットを渡すことの繰り返しで、一見、単調な労働的業務です。
自動販売機で済むのではないかと考えるところですが、このチケット売り場というポジションは深く考えるとエンターテインメントを提供するためにとても大事な役割を担っています。
人が行うことで、サポートや手助けの必要な高齢者・グループ団体・目の不自由な人など 様々な場面での対応が可能です。
単にチケット販売だけではなく、それぞれのケースにちょっとした問題がある場合にも人を助ける役割があります。
ライブイベントというエンターテインメントの一部として、“チケット販売を行う自分も役に立っている” という気持ちを持つと、仕事の意味を感じることができ モチベーションも上がります。
それからもう一つ、清水ハン栄治さんという アニメーション映画監督であり幸福度の研究をされている方が教えてくださった、面白いストーリーがあります。
羽田空港には一生懸命働き、すごく頑張っている “トイレ清掃のおばちゃん” がいて、とても元気で清掃に励んでいて不思議だということでテレビ取材を受けたそうです。
日本に帰国した人や海外から訪れた人は長時間の移動でほとんどの人が疲れた状態で到着します。
そんな中まずトイレに入った時、綺麗な空間でリラックスして気持ち良く利用することができると ホッとするのです。
日本の良い印象を与え、特に初めて訪れる外国人への第一印象はとても良く、人の幸せや安心感に関わっている仕事で、とても素敵なことだと思います。
このように、清掃という仕事にやりがいを見出し、自分の働きをすることに意味を感じることができるのです。
自分の仕事に働きがいを見つけると、楽しく仕事ができます。
あなたも自分の仕事が社会的にどのような貢献をしているのか、どのように楽しむことができるのかをジョブ・クラフティングしてみましょう!
様々な研修もありますが自分でもできることなので、まずは自分で考えてみてください。
CEO グスタボ・ドリー
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