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執筆者の写真Gustavo Dore

プレスリリース シリコンバレー 式 新入社員研修とは?

新卒社員が入社する4月。日本企業では、新入社員研修の真っ最中だ。 日本の新入社員研修の内容は、第1位が「社会人としての心構え」、第2位は「マナー」第3位が「会社の仕組み・ルール」である。 では、その一方、シリコンバレーを代表する企業はどのような新入社員の育成を行なっているのだろうか。

企業は最初の6ヶ月で31%の新入社員が退職する

実際のところシリコンバレーの多くの企業でも、「新入社員の育成に費用をかけたくない」、 「優秀な人材を確保した。彼らは優秀なのだから特別なトレーニングは必要なだろう」を考えているようだ。

もちろん、業界トップを誇る企業には優秀な人材が集まっているだろう。 彼らは特別なトレーニングを受けなくても、会社の経営を担う事業計画をたてたり、高度なプログラミングができるかもしれない。

しかし、そこから何がおきるのか。2016年に発表された米国BambooHR社の調査では、6ヶ月で31%の新入社員が退職する事実が判明した。

新入社員が入社した最初の週に望むこととは

同社が実施した、アメリカ国内の24歳以上の被雇用者を対象にした調査によると、「新入社員が入社した最初の週に望むこと」の質問に対する回答は以下の結果となった。

* OJT(オンザジョブトレーニング) * 会社方針の再認識 * 会社を見学し、設備を整備して準備を整えること * バディまたはメンターを割り当てられていること

回答者のほとんどが、OJTの重要性の他、「会社方針の再認識」「会社ツアーや設備の整備」「メンターの割り当て」といった、実務に入るもっと事前の要素を重要視していた。

シリコンバレー 式 新入社員研修とは? 新入社員研修の存在が企業の収益に影響を与えていることに気づき、いち早く改善に着手している企業がある。 そう、シリコンバレーを代表するあの企業だ。

* Facebook :従業員のオンボーディング開始は早く、最初の45分に焦点を当てています(出典:CAPABILITY) * Google :オンボーディングプロセスにより従業員の入社結果は25%向上しました。(出典:Linkedin) * Apple  :雇用開始前から従業員のオンボーディングプロセスは開始されています。(出典:Business Insider)

上記で「オンボーディング」というキーワードが出てくるのに気づいただろうか。これが日本でいうところの新入社員研修にあたるのだが、意味合いやその目的が多少異なる。「オンボーディング」とは、新しく加入したメンバーの受け入れから定着、戦力化までの一連の流れのプロセスを指し、組織の文化やルール、仕事の進め方などにいち早くなじませ、パフォーマンスを引き出すための教育・訓練プログラムである。

また、新卒社員や若手にかぎらず、中途入社した経験豊富なプロフェッショナルやマネジメント層まで対象に含め、新メンバーと既存メンバーとの統合を図るのが特徴である。

ここで、シリコンバレー企業が活用しているオンボーディングプログラムの一部を紹介する。

Employee Self-Onboarding Software ー BambooHRが提供するソリューションは、入社初日にすべきタスクを全てプラットフォーム内で完了することができる。新入社員は自分のサインさえも登録してしまい、手間がかかるペーパーワークを極限まで削減しいち早くチームへジョインすることを目的としている。

Qustn ー モバイルプラットフォームをベースとしたQustnの従業員オンボーディングソリューションは、ユーザーが必要とするときにオンデマンドのトレーニングを提供している。

Boot Camp ー これはソリューションソフトウェアではないが、Facebookが成功したオンボーディングプログラムである。全てのエンジニアは、Menlo Park本社で6週間のブートキャンプに参加し、実務だけでなく企業文化を体験する機会を得ることができる。この経験がのちにインスピレーションとモチベーションの源泉になっているそうだ。

日本で提供しているオンボーディングプログラムを紹介する。

Motify – 新入社員育成プランナー ー モティファイ株式会社が日本初のオンボーディングプログラム「新入社員育成プランナー」を提供している。同社では、Googleのグローバル人材開発やリーダーシップに携わってきたピョートル・フェリークスグチバチとリクルートキャリア出身のドレ・グスタボが自身の経験をもとに作り上げた独自のフレームワークによってオンボーディングプログラムが構成されている。

「新入社員育成プランナー」では、新入社員研修が自動化されて効率的になっているだけでなく、あらかじめセットされたプログラムに則って運用するだけでいいので教育担当者の工数や負担の軽減にも一役買っている。(実際、受け入れ準備や研修内容・スケジュールを作る過程が人事担当者にとっても大きな負担になっている。)

是非、あなたの組織でもモティファイ株式会社のオンボーディングプログラム「新入社員育成プランナー」をためしてみてはいかがだろうか。新入社員の早期生産性の向上、離職の減少のみに限らず、コミュニケーションの活性化につながることが期待できるだろう。

【執筆者プロフィール】

ドレ・グスタボ(ドリー) CEO (Chief Executive Officer)

新しい働き方を目指し、HRTECHベンチャーのワークスタイルテック株式会社取締役。元ソニーVAIOの商品企画において、グローバルなボリューム商品からハイクラスな商品までを担当し、リクルート(株)においては様々なインターネットサービスのUI/UXの設計を行う。慶應大学でデザイン思考の修士課程を卒業。VAIO時代からリクルート時代を含めて、イノベーションを目的としたプロジェクトリーダーとしての役割を果たす。

テクノロジーで個々に最適な働き方の選択肢を与える」世界を作りたい。

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